平均寿命って?
平均寿命と言う言葉を耳にすることがあります。 平成30年度(厚生省の発表)では、男性が81.25 才、女性が87.32才となっています。 ここから、例えば 自分は40歳だからおよそ41年(男性の場合)生きられるというような話をしたりします。
しかし、これは間違いです。 所謂、平均寿命とは0歳児平均余命のことをさしています。 頭に?が浮かんだ人もいるのではないでしょうか。 つまり、その年に生まれた人達がおよそ生きられるであろう年数を示しています。 また、平均余命とは、 「ある年齢の人があと何年生きることができるのか」であり、 死亡年齢の平均値ではありません。 これから、何年生きられるかの期待値になっています。 *1
0才の平均余命があるということは、当然その他の年齢の平均余命も計算されています。 例えば、40才の平均余命は42.20年(平成30年男性)となっており、 40(才) + 42.20(年) = 82.20 で0才より1年長くなっています。 40才まで生きた人の残りの時間を計算しているので、長くなるのは当然です。 *2
平均寿命を超えると....
この平均寿命との差は、年齢が上がるごとに広がっていきます。 80才男性では、9.06年となっており残りの人生は10年近く残っていることになります。 平均寿命を超えてご存命の方が多くいるように感じているとすると、それは正しい感覚です。 多くの方(50%以上の方)が平均寿命を超えて生きられています。 最近、老後に必要な蓄えが***万円必要などという情報がメディアで発表されることがよくありますが、 平均寿命をベースに考えると、足りないということになるので注意しましょう。
では、一体いくつまでいきられるのか?
それでは、一体私はいくつまで生きられるのでしょう?
いや、それは死んでみないと分かりません。
平均値、中央値、最頻値
2016年の統計を元にして作成されたページがあります。 https://president.jp/articles/-/25850
このページにある、 中央値まで生きられる人が50%です。 最頻値では、最も多くの方が亡くなっています。 この最頻値くらいが妥当な値でしょうか?
付録
*次回以降に 平均寿命を求めるコードサンプルを書きたいと思います。